takanama

すきなものを、すきなだけ。

クローン病と診断された日。


私がクローン病と診断されたのは今から7年前。


当時の私は何よりも食べることが好きで、出不精のくせに美味しいもののためならフットワークが軽くなるくらい、とにかく好きな物は片っ端から食べまくる生活をしていました。

いつものようにご飯を食べていたある日、ご飯を食べた後にお腹が痛くなりました。
最初はただの腹痛だろうと思い特に気にすることもなく生活していたのですが、その後から毎日、食べた後は必ず、日に日に痛みが強くなる…

しかしながら大の病院嫌いであった私は、家族や友人たちが心配して病院を勧めるのを余所に『平気平気、だって痛みはしばらくしたら治まるし』なんて軽く返す始末。
(下痢や下血もありましたが、それを言うと余計に病院を勧められると思った…)


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その日はいつものように、友人と朝から遊びに出かけました。

その頃には食べていない時でも腹痛が続くようになっていましたが、病院に行くくらいなら、と気にしないようにしていました。(痛みに強いのも考えものですね)



『ねぇ、待って、ちょっと待って無理。少ししたら落ち着くからちょっと待ってて』



まだ何も、食べてもいないし何ならまだ遊びに来たばかりなのに歩くことはもちろん立つことすら出来ないくらいお腹が痛くなり、友人に声を掛け、その場にしゃがみ込む。

そうなると友人に『来たばかりだけどもう帰ろう?今日は帰ってすぐ病院行きな』と言われます。
私自身、体験したことのない痛みで流石にやばい!と思い、お言葉に甘えて一旦家に帰り、母と近くの診療所に行きました。(大きな病院じゃないなら…という妥協)

私の場合、本当にツイていたのは、最初から大きな病院ではなく近くの診療所に来たことでした。
なぜなら診療所の先生はクローン病に少し詳しい先生だったため、中々診断のつかない病気にも関わらず【クローン病疑い】として紹介状を書いてもらい、その日のうちに地元で1番大きい病院に緊急入院することになりました。

当然私はトントン拍子に話が進み呆然。

訳が分からないまま検査づくしの1週間を過ごし、ほぼクローン病で間違いないだろうということで、専門医のいる病院に転院しました。 それが今通っている病院です。

2013年の春頃、診断を受け、気が付けばもう7年!
私よりも長くこの病気と付き合っている方は沢山いますし、最近診断を受けた、という方もいると思います。 こういったブログ、SNS等でそういう方たちを見ているだけでもなんだか自分もまだまだ頑張らなきゃな、と実感させられます。



2020年現在